商工会議所とは

地域企業のコーディネーター 〜丸亀商工会議所〜

丸亀商工会議所は、地区内の商工業者の世論を代表し、商工業の振興に力を注ぎ、国民経済の健全な発展に寄与するための「地域総合経済団体」です。商工会議所の活動は、大企業も中小企業も力を合わせて、住みやすく、働きやすい都市にしようという願いが込められています。

商工会議所の生い立ち
 商工会議所の母体は、中世から近世にかけて西欧諸都市において、商工業者の間で結成された各種の職業別組合(ギルド)だと言われています。世界初の商工会議所は、1599年フランスのマルセイユに誕生し、それ以来、ヨーロッパ大陸諸国に次々と設立されました。また、イギリスやアメリカにも、ヨーロッパ大陸諸国とは別に、商工会議所制度は独自発展を遂げています。
 日本で初めての商工会議所は、明治11年、江戸時代に欧米列強と締結した「貿易に関する不平等条約」の撤廃を目的に、東京は渋沢栄一、大阪は五代友厚、神戸は神田平右衛門という当時の実業界をけん引していた人々が提唱して「商法会議所」として設立。その後、「商業会議所」と改め、全国の主要都市に相次いで設立され、明治25年に15の商業会議所がその連合体として「商業会議所連合会」を結成しました。それ以後、名称・組織の変更などさまざまな変遷を経て、戦後の昭和28年10月に現行「商工会議所法」の施行に基づき、特別認可法人として改編され、今日に至っています。平成28年4月現在、全国515の商工会議所がそれぞれの地域で活動しています。

  • 設立:昭和11年12月8日に商工大臣から設立認可
  • 法的根拠:商工会議所法(昭和28年8月1日公布法律 第143号)
  • 規模:会員数1556事業所(うち93事業所は特別会員・平成28年3月現在)
  • 活動範囲:香川県丸亀市(商工会地区は除く)
  • 所在地:〒763-0034 香川県丸亀市大手町一丁目5番3号

丸亀商工会議所設立までのあゆみ

明治31年8月丸亀商工業の改善・発展を図る目的で、丸亀実業協会を設立
明治44年12月丸亀商工会と改称(会員数約500人)
大正5年11月「丸亀商工案内」を創刊
大正11年6月商店街で「一六デー」が始まる
このころから丸亀商工会が誓文払いを始める
昭和2年12月「丸亀商工会報」(現在の商工会だより)を創刊
昭和3年4月丸亀商工会主催で第5回四国商工会議所、商工会連合会を丸亀市記念館で開催
昭和6年3月西讃商工会幹部会を開催(西讃地区10商工会が出席)
昭和7年12月物価調査を開始
昭和10年10月丸亀商工会議所設立期成同盟会を結成
昭和11年9月丸亀商工会議所設立発起人会を設立
昭和11年10月商工大臣宛あてに丸亀商工会議所設立認可申請書を提出
昭和11年12月商工大臣より丸亀商工会議所の設立認可
昭和12年2月丸亀商工会議所第1回議員選挙が行われる
昭和12年8月丸亀商工会が前身の丸亀実業会に名称変更して再発足(丸亀市の商業発展に協力することが目的)

商工会議所の4つの特徴

  1. 地域性:都市を中心とする一定の地域を基盤としている
  2. 総合性:会員はあらゆる業種・業態の商工業者から構成される
  3. 公共性:公益法人として組織や活動などの面で強い公共性を持っている
  4. 国際性:世界各国に商工会議所が組織されている